病院のご案内

ごあいさつ

院長あいさつ

このたび2014年6月より院長に就任いたしました。
私はこれまで脳神経外科医として30数年間、一貫して脳卒中や頭部外傷についての直接的な治療(急性期医療)の現場に身を置いてまいりました。そこで痛感いたしましたことは、脳疾患の場合、急性期医療が一段落した状態となっても患者さんには重大な機能障がいが残っており、それが後遺障がいとして一生にわたり患者さんを苦しめること、そしてそれに対しては急性期医療ではなすすべがないということでした。そこでリハビリテーションの出番となるわけです。私としましては、急性期医療での経験を生かして今後はリハビリテーションの分野でお役に立ちたいと思い、とくに急性期医療から回復期リハビリテーションへ、あるいは回復期リハビリテーションから維持期療養へのスムーズな連携に関心を持って、当院への転任となった次第です。
急性期治療においては入院の契機となった疾患、あるいはそこで施された外科手術などの侵襲的(患者の体にとって負担の大きい)治療の結果、いろいろな合併障がいがおこってきます。たとえば食事が十分に摂れないことによる栄養障がいや合併症としての感染(尿路感染や肺炎、傷の感染など)などですが、これらが治っていない状態ではリハビリテーションもうまくいきません。多くの場合、急性期治療は1、2か月間とされ、その後は当院をはじめとする回復期リハビリテーション専門施設へ転院となることが多いわけですが、上にあげたような合併障がいが残ったままではリハビリテーションに大きな支障となり、十分な効果が得られません。当院で回復期リハビリテーションをされる方については、これらの合併障がいで本来得られるべき機能改善が妨げられることが無いよう、病院をあげて努めたいと思います。
効果的な回復期リハビリテーションのためには医療連携がきわめて重要です。連携医療機関の皆さま方におかれましては引き続き、あるいはこれまで以上のご協力、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

院長 金森雅彦

副院長あいさつ

現在は発病後の経過の中で、1)急性期リハビリテーション、2)回復期リハビリテーション、3)維持期リハビリテーション、の3つの段階に分けて、それぞれのリハビリテーションに適した体制の病院で、より専門的なリハビリテーションを行う傾向にあります。
急性期を脱した状態の患者さんに、集中的で専門的な回復期のリハビリテーションを提供する病棟が回復期リハビリテーション病棟で、2000年4月の診療報酬改定で初めてこの病棟が制度化され、現在まで全国的に普及しつつあります。 これは、質・量ともに豊富なリハビリテーションを十分に行い、日常生活活動の向上や社会復帰・家庭復帰をめざすリハビリテーション専門病棟です。 

上飯田リハビリテーション病院は全床(98床)回復期リハビリテーション病棟であり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と医師・看護師・介護士・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなどが綿密な情報交換を進め、質の高い高度なリハビリテーションを実施し、1日24時間の入院生活自体が有効なリハビリテーションになるように運営されています。

患者さんが最短の期間で最高の機能を獲得されて社会復帰されますように、科学的根拠に基づく質の高いリハビリテーションを高密度・高頻度で実施することをめざして、スタッフ一同日々努力しております。

副院長 小竹伴照

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